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内見前に準備しておきたいもの

3つの準備を行っておくと、スムーズに内見を進められます。

1：入居後に使う家具・家電のサイズを計測

間取りが掲載されている物件情報を使って、家具・家電の配置を考えておけますが、設置できるほどのスペースを必ず確保できるとは限りません。内見時に設置可能かを判断するために、入居後に使う購入予定の大型家具・大型家電のサイズを測ってメモしておいてください。

2：内見当日に持参するものを用意

不動産会社からもらえる間取り図、周辺地図、メジャー、カメラ（スマートフォン）、できれば方位磁石、水平器を用意します。懐中電灯やスリッパは不動産会社が用意する場合が多いのですが、念のために準備しておくとよいでしょう。

3：物件比較一覧を作る

複数の物件を内見する際には、内見前にわかっていることも含めて物件比較一覧を作っておくことを推奨します。防犯設備、電波状況、インターネット環境などが、物件情報と異なっていないかどうかを内見時に確認するためです。

内見時に行うチェック

内見では、物件情報ではわからない項目を確認します。

1：日当たり・騒音・風通しなど

採光、隣室からの音漏れ、窓からの眺め、部屋のニオイ、風通しなどを確認してください。窓のサイズを測っておくと、入居に合わせてカーテンを用意できます。

日中に内見すると見落としがちなのが、睡眠中の音や光の問題です。隣の部屋の生活音が気にならないか、寝室にする窓の近くに街灯や照明付きの看板などがないかについてもチェックしてみてください。

2：水回り設備の状態

水回りは老朽化が進みやすい設備です。キッチン、洗面台、トイレの排水管が劣化していないか、排水溝の詰まりや異臭などがないかを確認します。水が出るなら実際に出し、水圧を確認しておきましょう。

コンロを自分で用意しなければならないタイプでは、IHかガスコンロか、都市ガスかプロパンガスかもチェックを忘れてはいけません。これまで使っていた器具が使えなくなり、出費が増えてしまう場合があるからです。

3：各部屋の広さと使い勝手

内見する際には、持参したメジャーを使って家具・家電を置く場所や、クローゼットなど収納スペースのサイズを測ります。コンセントの位置も確認しておくと、入居してから部屋の使い勝手が悪くて困るという不満を防げるでしょう。

また、実際にトイレやバスタブの中に入る、ベッドを置く場所に寝転ぶなど、自分にとってのサイズ感を確認することも大切です。

4：防犯設備

玄関や窓の鍵の種類と数、チェーンロックの有無などを確認します。これらは内見でないとチェックしにくいからです。モニター付きインターフォンや宅配ボックスの有無は、物件情報で確認できる場合があります。

5：周辺環境

物件情報には駅からの距離や最寄りのコンビニなどが記載されています。地図アプリなどで経路を確認すれば、どのくらいの距離なのか、歩くと何分くらいかかるのか、おおよその見当がつくでしょう。しかし、夜間でも安全な道か、勾配がきつくないかなどは現場でなければチェックしにくいので注意が必要です。

なお、一般的なアパートの内見時間は１時間程度です。次の内見予約が入っている場合は30分程度しか時間が取れないことも珍しくありません。内見時にチェックしたい項目をあらかじめ決めておくと、当日の確認漏れを防げます。