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家具・家電付き物件とは？

家具・家電付き物件は、生活に必要な設備が備え付けられている物件を指します。一般的には、以下のような家具・家電が備え付けられています。

• テレビ
• 冷蔵庫
• 洗濯機
• 炊飯器
• コンロ（IH／ガス）
• 電子レンジ
• エアコン
• 掃除機などの掃除用品
• カーテン
• ベッド
• ダイニングテーブル・イス

従来の賃貸物件の場合、家具・家電はほとんどない状態です。自分で揃える必要があり、数万～数十万円の費用がかかります。しかし、家具・家電付き物件の場合は自分で家具・家電を準備する必要がなく、入居後すぐに生活を始められるのが特徴です。

家具・家電付き物件のメリット

家具・家電付き物件のメリットは、以下の2点です。

• 初期費用を抑えられる
• 入退去時の手間を省ける

単身赴任などで賃貸物件に引っ越す際、家具・家電を購入する必要があります。洗濯機・掃除機・テレビなどの家具・家電をすべて揃える場合は、数十万円以上の費用を用意しなければなりません。しかし、入居先にあらかじめ必要な家具・家電が備え付けられていればそうした費用を抑えられますので、インテリアなどに予算を回したり貯蓄に回したりできるメリットがあります。さらに、一般的な賃貸物件の場合は家具・家電の搬入に手間と費用がかかりますが、すでに家具・家電が備え付けられている場合は引っ越しの手間を削減でき、スムーズな入退去が可能です。

家具・家電付き物件のデメリット

家具・家電付き物件を利用する場合には、以下のようなデメリットへの理解も必要です。

• 家賃が少々割高
• 好みのインテリアを選べない

必要なものが揃っている反面、月々の費用が従来の物件よりも割高になる点がデメリットといえます。具体的には、家具・家電が付いていない物件よりも2～3割高めの家賃が設定されていることが多いです。また、契約によっては、通常の賃貸物件では発生しない清掃料や水道光熱費が賃料に含まれている物件もあります。契約前に、物件の詳細を確認してみてください。

また、家具・家電が備え付けられている場合、自分好みのインテリアをコーディネートするのが難しい傾向にあります。そのため、インテリアにこだわりがある人や部屋作りを楽しみたい人には不向きです。

家具・家電付き物件に向いている方の特徴

メリット・デメリットを踏まえたうえで、家具・家電付き物件が適している方の特徴を以下でご紹介いたします。

• 短期（半年～2年程度）の入居を検討している方
• 単身赴任などで移動が頻繁にあるビジネスマン
• インテリアにこだわりがない方
• 入退去の費用や手間を省きたい方

上記でご紹介した特徴を踏まえると、家具・家電付き物件は単身赴任者や大学生におすすめです。更新が発生しない2年以内での退去が明らかな場合や、できるだけ早くコンパクトに引っ越しを済ませたい場合に適しています。ただし、各マンションやアパートによって備え付けの設備は異なります。事前にどのような設備があるのかを確認し、適切な家具・家電付き物件を選びましょう。