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エリアの選択肢が広い

中古物件のメリットの一つに、エリアの選択肢が広いことが挙げられます。新築物件を建てるには土地を探す必要があり、人気のエリアでは空いている土地がなかなか見つからないことも多いです。一方、中古物件は幅広いエリアにたくさんあるので、気に入ったエリアで物件を探すことができます。

リフォームすれば新築同様になる

中古物件は新築物件よりも価格が安いため、差額をリフォーム費用に回すことで、自分好みの空間を作ることができます。キッチンや浴室などの水回りに最新の設備を導入するリフォームだけではなく、間取りを変更するリノベーションを行うことで、快適な暮らしを手に入れられます。

空き家対策で購入しやすい

日本は少子高齢化が進んでおり、空き家問題が深刻化しています。そのため、国を挙げて空き家対策に取り組んだ結果、空き家を手放す方が増えました。現在は市場に多くの空き家が出回っているため、中古物件を購入しやすくなっています。

周辺の環境がよくわかる

住宅を一から建てる場合、家が完成して実際に住んでみなければ、周辺の環境がわからないケースも少なくありません。一方、中古住宅ならいつでも訪れることができるので、静かな環境か、子ども連れが多いかなど、様々な情報を得ることができます。

住宅のメリットやデメリットがわかる

中古物件の場合、実際に生活している方がいるので、住宅のメリットとデメリットを知ることができます。また、周辺の環境や生活の利便性なども確認できるので安心です。

住宅瑕疵保険とは？

売買が行われた住宅で不具合や欠陥などの瑕疵が発見された場合に、補修にかかった費用などが保険金として支払われるのが住宅瑕疵保険です。住宅瑕疵保険の適用範囲は、柱や基礎などの構造耐力上の主な部分と、外壁や屋根などの雨水の侵入を防止する基本構造部分です。新築の場合は、住宅瑕疵保険への加入が10年間義務付けられています。

住宅瑕疵保険に加入していれば、住宅を販売している不動産会社などが倒産しても、瑕疵の補修にかかった費用などを保険会社に直接請求することができるので、万が一の場合でも安心です。ただし、保険については国土交通大臣指定の「住宅瑕疵担保責任保険法人」に限られるので注意が必要です。

住宅瑕疵保険の加入の流れ

中古物件には、住宅瑕疵保険への加入が義務付けられていませんが、万が一に備えて加入することをおすすめします。中古物件で住宅瑕疵保険に加入する方法は、中古物件の売主によって異なります。

・不動産会社が売主の場合

中古物件の売主が不動産会社の場合は、不動産会社から住宅瑕疵担保責任保険法人に、住宅瑕疵保険への加入の申し込みを行います。その後、住宅瑕疵担保責任保険法人が中古物件の検査を行ってから、不動産会社が住宅瑕疵保険に加入します。

・個人が売主の場合

中古物件の売主が個人の場合は、売主または買主のどちらかが、検査と保証を検査機関に依頼します。そして、検査機関から住宅瑕疵担保責任保険法人に、住宅瑕疵保険への加入の申し込みを行います。その後、検査機関または住宅瑕疵担保責任保険法人が、中古物件の検査を行ってから、検査機関が住宅瑕疵保険に加入します。

買主が住宅瑕疵保険の加入の手続きを行う場合、検査料と保険料がかかりますが、住宅瑕疵保険に加入することで、安心して暮らせるだけでなく、税の優遇措置が受けられる場合もあるので、ぜひ加入を検討しましょう。